【2通目】新人デザイナーに贈るデザインオフィス経営者からの10通の手紙
新人デザイナーに贈るデザインオフィス経営者からの10通の手紙
2通目:「視点を増やす」という視点を持つ。(実践編)
じゃあいざクライアントの視点になってみて、
と言われてもそりゃできない。
できるためには練習が必要。
いろんな練習方法があるけど、
日々のスキマ時間にできるオススメがある。
それは「人間観察」。
・街を歩いていて見かけた、足早に信号を渡る身なりが整ったおじさん。
・カフェの右斜め前で、コーヒーを飲んでいるOLさん。
・電車で前に座ったお母さんと子供。
一体、彼、彼女たちはどんな人生を送っているんだろう?
・なぜ今この場所にいるんだろう?
・これから何をしようとしているんだろう?
・これからどこに行こうとしているんだろう?
・何を幸せだと感じるんだろう?
・何を悲しいと感じるんだろう?
想像してみて。
そして、なぜ君はそう考えたんだろう?
顔つき?年齢?服装?仕草?言葉遣い?持ち物?髪型?
無意識にいろんな情報を受け取っていて、
その結果、こんな感じかなぁという想像をしている。
その根拠にしっかり目を向けてみて。
理由を探してみて。
これが言語化できるようになったら、
その人の視点で少しだけ世の中が見えるようになってくる。
ってことは、
彼ら彼女たちの視点に立って物事を考えられるということ。
この数を増やしてゆくと、
自ずと視点が増える。
だから、自分以外の視点で
物事を考えられるようになるんだ。
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1通目:「視点を増やす」という視点を持つ。(心持ち編)
2通目:「視点を増やす」という視点を持つ。(実践編) <<<