【1通目】新人デザイナーに贈るデザインオフィス経営者からの10通の手紙
新人デザイナーに贈るデザインオフィス経営者からの10通の手紙
1通目:「視点を増やす」という視点を持つ。(心持ち編)
この10通の手紙は、
これからデザイナーとして生きてゆこうとする人たちに向けた、
私からのちょっとおせっかいなメッセージです。
いちデザイナーとして、いち経営者として、
スタッフを雇用するという経験を通して
私が感じ気づいたことを素直に書きます。
いつかどこかのだれかの役に立ったならば、
嬉しいなぁと思います。
※弊社の元スタッフに向けて書いています。
ちょっとわかりにくい描写があるかもしれませんが、
ご理解ください。
では、はじめます。
◯1通目:「視点を増やす」という視点を持つ。(心持ち編)
デザイナーの仕事は考えることが半分。
表現することが半分。
この考える、というフェーズで大事なことが
「多くの視点を持つ」ということ。
僕は君のおよそ2倍の人生を過ごして来た。
なので、僕の方が知識量や経験が多いのは当たり前。
(むしろそうでなければ、上司として信用信頼できないよね)
だから、君より多くの視点を持っている。
でも、君はこれからたくさんの視点を
身につけることができるんだよ。
クライアントは多種多様。
一人、一社として同じではない。
そんなクライアントとクライアントのお客さまの間が
僕らの仕事のフィールドだよね。
だから、クライアントの視点も
お客さまの視点も両方持っていないといけない。
じゃないと自分がつくりたいものを提案する
エゴデザイナーになってしまう。
自分がつくりたいものをつくって評価される、
これはアーティストの領域。
僕らはあくまで商業デザイナー、
クライアントやお客さまのためにデザインする。
そのためには
クライアントの気持ちになってみること、
お客さまの気持ちになってみること、
いつもここから出発することを心がけてみて。
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