ローソンPBパッケージ。分かりやすくなって再登場。
ローソンのPB(プライベートブランド)リブランディングが2020年4月に行われ、「商品パッケージ」がSNSで話題になりました。
新しいパッケージに対して賛否両論の意見が寄せられたのです。
その内容には
「見分けがつきにくい」「食欲がそそられない」といった意見から
「可愛い」「おしゃれ」といった意見もありました。
以前のパッケージリニューアル時の読み解き記事はコチラ。
そして2021年4月、そのパッケージデザインが大幅に調整されたことで
再び話題になっています。
パッケージの変更点
ローソンの例のプライベートブランド商品のデザイン、内容の写真が大きくなってわかりやすくなってる! pic.twitter.com/ZIngY1sLGh
— シアン / Circles’ Square (@hachiman_cian) April 23, 2021
おお!変わってきましたね!!#ローソンPB#パッケージデザイン pic.twitter.com/k1KLKEMoHn
— 三原 美奈子 (@tabiazarasi) April 22, 2021
「見やすく・区別しやすく・機能を分かりやすく」を重視しデザイン変更
デザインが変更された商品数は約530品。
これは、前回パッケージを変更したPB商品の約8割にあたります。
豆腐や納豆といった日配食品、惣菜、菓子、飲料、日用品など幅広い商品が該当します。
お客さま・店舗従業員双方にとって
「見やすく・区別しやすく・機能を分かりやすく」という視点でデザインが変更されており、
「分かりやすくなった」とSNSで話題になりました。
ちゃんと元々の雰囲気を活かしつつ、唯一にして最大の欠点だった「わかりづらさ」が解消されてるのがお見事ですね……すごい! 背景のクリーム色の色味もすこし赤みがかって、食欲をそそる色になってます。
— シアン / Circles’ Square (@hachiman_cian) April 23, 2021
なかには「唯一にして最大の欠点だった「わかりづらさ」が解消されてるのが見事!」という意見も。
商品写真大きく、フォントも大きく。
前回パッケージと比較すると、写真が約2倍〜3倍、フォントサイズも約2倍拡大されています。
また、裏面
原材料表のフォントも30%ほど拡大していたり、文字組もゆとりを確保し「読みやすく」リニューアルされています。
【まとめ】パッケージの変更点を読み解く
「お客さまの声に合わせてアジャストする姿勢」これが今回注目すべきポイントです。
2020年から1年経たぬうちにパッケージデザインを調整しました。
迅速にお客さまの声に対応したのです。
「マチのほっとステーションを目指す」という
彼らのブレないお客さまに寄り添う姿勢が商品の質を高め、高品質な商品が熱狂的なファンを生みます。
ブランディングはファンづくりです。どうやったらファンが生まれるか?
ブレないで目標に向かって歩み続ける姿です。
「ローソンはコンビニと総称されるところから抜け出ていきたい、人に優しくて地球に優しい存在を目指したい」
と目標を語るのは、代表取締役社長 竹増 貞信(たけます・さだのぶ)氏。
コンビニのブランディング。コンビニない?ではなく「ローソンない?」と言われるためのお店づくり。
ローソンは大きな一歩を踏み出しました。
参考:
「わかりにくい?」ローソン社長がPBデザイン変更をいきなり決断したワケ
ローソン 新しいパッケージ 何が変わった? 新旧を比較
ローソンの商品パッケージデザインが変更 「分かりやすくなった」と好評、変更の理由を聞いてみた
ローソン社長、PB新パッケージを一部変更へ 賛否の声に「公共性あるコンビニとして解決していく」
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