[ ブランドづくりに欠かせない2つのコミュニケーションの違い ]
前回は、お客様が会社名を聞いた時に連想されるイメージと、会社側が伝えたいイメージがおおよそ重なっている状態が「ブランド化」で、そのためには2つの方法を使った継続的なコミュニケーションが大事という話を書きました。その続きです。
目次
コミュニケーションの目的
コミュニケーションの目的は「伝えること」です。 私たちは誰かに何かを伝え続けるために生きていると言っても過言ではないかもしれませんね。
お客様に商品やサービスを購入してもらうために、まず知ってもらうことから始まります。 知ってもらうためには、そもそも発信しなければ伝わりようがありません。知ってもらった後は、お客様との距離を少しづつ縮めながら理解を深めてもらい、商品やサービス購入に至ります。そこから先は、顧客としてのコミュニケーションが始まります。
伝えるためのコミュニケーションは大きく2つに分けられます。
その1:会って伝える その2:会わないで伝える この2つです。
もっと具体的に書きますね。
会って伝える=訪問や店頭、イベントなど 会わないで伝える=CM、WEB、DM、メルマガ、SNSなど
それぞれにメリット・デメリットがあるので、使い分けながらお客様との距離を縮めてゆきます。
【会って伝えることのメリット】
・情熱や感情で思いを訴えることができる ・瞬間的に大きな影響を与えることができる ・個人の力を使える
【会わないで伝えることのメリット】
・冷静に戦略的に言葉や表現を選ぶことができる ・継続的に影響を与えることができる ・会社の力を使える
そうです、比べてもらうとわかるのですが、この2つのメリット・デメリットは実は相対的なものなんです。どちらが良い悪いではなく、お客様との距離によって使い分けるものなんです。
もっとわかりやすくするために、ミュージシャンの活動に置き換えてみたいと思います。 (上手く伝わるとイイなぁ)
ミュージシャンはCDを発売して(最近はYouTubeへの映像アップも多いですね)、まずはどんな音楽かを知ってもらいます。たくさんの人の耳や目に触れ続けると、その中に何度もリピートして聞いてくれるファンが生まれます。
そんなファンたちが一番望むことはライブです。同じ時間と空間を共有できるライブは、ファンにとって何ごとにも変えがたい体験となります。
CMやWEBサイト、DM、SNSなどは例えるとCDです。まずは多くの人に知ってもらうために情報発信を行い、会社とお客様の接点をつくります。いろんな媒体を通して何度もなんども情報に触れ理解を深めてもらうことで、気になる存在として認識され始めます。
いよいよ理解が深まってきたら訪問したり店頭に来てもらったり、イベントなどで実際会って話しをしましょう!
情報が伝わっていて理解が深いお客様には、機械的な説明よりも感謝や感情が響きます。この状態をつくることができれば、価値と対価の幸せな交換ができるはずです。
【まとめ】
・コミュニケーションは大きく2種類に分けられる ・「会って伝えること」と「会わないで伝えること」 ・その2つは良い悪いではなく、使い分ける ・会う前にお客様にファンになってもらえれば、幸せな価値交換ができる
ブランディングは、このような流れを考えながら実行してゆく方が効果が出ます。 私たちは会社ブランディングをデザインというツールを使ってサポート致します。
「好き」を、ブランドに。
会社のこれからを考えます。
ロゴマーク・WEBサイト・名刺・フライヤー・写真撮影などを含めたトータルブランドデザインをご提案。
ブランド戦略の立案から、デザインアウトプット制作までお任せいただけます。
前の記事へ
次の記事へ