株式会社スタジオグラム

五感に響くブランドマテリアル。


五感に響くブランドマテリアル。

 

 

 

嬉しいことがありましたのでシェアを。

 

嬉しい言葉

 

毎年名刺デザインを変化させているクライアントがいらっしゃいます。
いくつかの理由があるのですが、こんな効果もあったのか!と話を聞いて驚きました。

 

それは、
一昨年に名刺を渡したお客様A。
そのA様から今回ご紹介頂いたB様。

 

B様へ名刺を渡したら、
(名刺は渡し済みの)A様も「名刺変わりましたね、私にもください♫」と言われたそう。

 

なんと嬉しい!
1年ほど前に渡した名刺を覚えてくださっていて、
新しくなったから欲しいとは、、、これは余程のファンですね(笑)

 

 

名刺の役割

 

こんな大役を果たしてくれた名刺。
さて、名刺って何のためにあるんでしょうか?

 

大きく2つに分けられます。
1:事実情報の伝達
2:感覚情報の伝達

 

1はわかりやすいですね。
名前や会社名、役職、住所、電話番号など
相手に必ず伝えたい情報です。

 

2について少し詳しく説明したいと思います。

 

 

感覚情報の伝達

 

私たち人間は五感で外部情報をキャッチしますよね。

 

五感とは、
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚です。
今回はこれらが受け取る情報を総称して感覚情報と呼びます。

 

五感が受け取る情報の割合を数値化してみると、以下のようになるらしい。
らしい、という理由は学術的な結論に達していないため。

 

むしろこの数値を調べる過程で判明した内容が興味深かったです。

 

視覚情報が8割以上を占めたとしても、その情報のうち私たちの意識に上るのは、その100万分の1。最大の情報量処理器官である視覚は40ビット/秒。
各感覚を総動員して1秒間に人は最大126ビットの情報を処理でき、他者の話を理解するのは毎秒40ビットの情報処理が必要。つまり、人は同時に3人までの話を理解することができる。たとえ100万ビットの情報が1秒間に流れ込んだとしても、意識できるのは126ビット

 

ということは、私たちが意識できているのは受け取る情報のうちたったの0.000126%
残りの情報はどうなるか?
おそらく潜在意識や無意識の領域に入るだろう、と思われます。

 

興味深い。

 

 

 

 

・・・話を戻します。

 

視覚 87.0%
聴覚 7.0%
嗅覚 3.5%
触覚 1.5%
味覚 1.0%

 

視覚が受け取る情報の割合が多い、という説は納得できますよね。
体感的にそうだな、と思えます。

 

裏を返せば、視覚から入った情報は定着し難いとも言えます。
日常生活の中で次から次に新しい情報がバンバン飛び込んでくる時代です。
そこから逃れるためには、スマホを捨て情報が限定されている田舎で暮らすくらいでしょうか。。

 

 

感覚情報をMIXする

 

このように、視覚だけで情報を伝えると、忘れられるというリスクが伴うことになります。だから他の感覚情報もMIXしましょう、というメッセージをクライアントへの提案に盛り込みます。

 

手触り、肌触り、BGM、香りなど
目をつぶっていても感じるあれこれ、です。

 

 

今回のクライアントの名刺にはエンボスという凹凸加工を施しています。
この方法で名刺一枚一枚をデコボコさせました。

 

 

これも受け取った人が触ることで身体が覚える、という効果を狙っています。
もちろんデコボコのカタチにもちゃんと理由があります。

 

 

名刺をただの紙切れで終わらせないために

 

名刺を文字情報が羅列されただけの1枚の紙、だと考えていては、
それ以上の広がりも深みも生まれません。

 

1枚の紙に何を込めるか?
ここに脳に汗をかき、試行錯誤する意味があると思うのです。

 

そして費やした時間や想いは必ず誰かに届きます
今回のお客様のように。

 

 

 

皆さんの名刺はいかがですか?
ちょっとした工夫で記憶に残る名刺に変身しますよ。

 

さて、このクライアント様、今年はちょっとアプローチを変えた名刺をデザインしました。
私も納品が楽しみです!

 

 

 

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完成しました!

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