株式会社スタジオグラム

THE NORTH FACE / ザ・ノース・フェイス


ブランド名

 

THE NORTH FACE / ザ・ノース・フェイス

 

 

ロゴマーク

 

 

 

企業情報

 

社名:
株式会社ゴールドウイン

 

代表:
西田 明男

渡辺 貴生

 

事業内容:
アウトドアスタイル関連商品(登山用ウエア、マリンウエア、アウトドア用品および関連商品)、アスレチックスタイル関連商品(登山用ウエア、マリンウエア、アウトドア用品および関連商品)、アクティブスタイル関連商品(スキーウエア、スノーボードウエア、モーターサイクルウエアおよび関連商品)、その他

 

ブランドメッセージ:

“Never Stop Exploring”(探検をやめるな)

参考:「探検をやめてはいけない」THE NORTH FACEの創業者が教えてくれたこと | TABI LABO

 

 

デザインを読み解く


・ロゴマーク:「山の北側」過酷なルートにチャレンジする。
・カラー:「いろんな色があっていいじゃない」
・ショップ:「なぜこの場所にノースが必要なのか」ひとつずつ異なる店舗。

 

 

ロゴマーク:「山の北側」過酷なルートにチャレンジする。

 

ロゴマークの由来は、

北半球の山岳地帯で登山をするうえで、最も過酷なルートとされる山の北側部分、《ノース・フェイス》からきています。また、ロゴマークのモチーフは、THE NORTH FACE の誕生した土地、

アメリカのカリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園のシンボルマーク、《ハーフドーム》に着想を得てデザインされたと言われています。

 

創業者のダグラス・トンプキンスは12歳からロッククライミングをはじめ、17歳になると資金が尽きるまでスキーに明け暮れ、25歳の時には当時まだ2度しか達成されていなかったフィッツロイの登頂に成功するなど、大のアウトドア好き。

 

1966年、ダグはスキーやバックパック用品を取り揃えた小さなお店をサンフランシスコにオープンした。”探検をやめるな”とスローガンを掲げた。「ザ・ノース・フェイス」だ。

引用:「探検をやめてはいけない」THE NORTH FACEの創業者が教えてくれたこと | TABI LABO

 

創業者のやまない探求心、アウトドア大好きな気持ちが込められたロゴマークです。

 

 

カラー:「いろんな色があっていいじゃない」

 

以下【ショップ】の章でも述べられますが、「人によってカラーがちがう」ということをノースフェイスは大事にしています。

 

Color Your Dayというサイトがあります。

ノースフェイスが提供するTシャツ販売のサイト。Tシャツの胸にプリントされるロゴを10色から好きに選べることができる。それぞれ色ごとにストーリーがあり、贈る相手の人柄に合う色を判断できる。

参考:Color Your Day | THE NORTH FACE

 

 

こういった取り組みからも分かるように、ノースフェイスは多様なカラーでロゴマークを発信しています。

 

<検証>

 

1枚目:「ノースフェイス ロゴ カラー」で検索。さまざまな色のロゴが表示される。

 

 

 

比較として、

2・3枚目:「パタゴニア」「スノーピーク」統一されたカラーでロゴがたくさん表示される。

 

 

ショップ:「なぜこの場所にノースが必要なのか」ひとつずつ異なる店舗。

 

「国内で86店舗(2019年5月9日時点)ある「ザ・ノース・フェイス」(以下、ノース)の直営店の特徴は、フォーマットを作らず、店の造りが一つずつ全く違うこと。」

引用:ノース・フェイスの直営店が一つずつ異なる理由 店づくりの極意:日経クロストレンド

 

ノースフェイスの店舗づくりは変化に富んでいます。

“北カリフォルニアに暮らす一人の男” をテーマにしたお店だったり、“生活を楽しむ自立した男性に向けたスペシャリティーストア”をテーマにしたお店もあります。

それは、「場所によって住んでいる人のカラーは違うのに、同じやり方をするのはもったいない」という考え方に基づいています。

 

「さらに、ノースの店舗は街のカラーによっても大きな変化を見せる。例えば、「THE NORTH FACE 京都店」では京都の景観に溶け込む町家風の外観を採用している。「街にはそこに住んでいる人々の生活があり、文化があり、考え方があるので、店は同じであるべきではない。ショッピングモールであっても同様。場所によって住んでいる人のカラーは違うのに、同じやり方をするのはもったいない」(渡辺副社長)」

引用:ノース・フェイスの直営店が一つずつ異なる理由 店づくりの極意:日経クロストレンド

 

また、国内と海外では運営会社が違います。

海外では「VFコーポレーション」

国内では「ゴールドウィン」が運営しています。

そのため、国内と海外でブランドのイメージがまったく異なるそうです。

国内:カジュアル・おしゃれ

海外:本格アウトドアブランド・登山向け

 

海外のノースフェイスファンも目新しいとわざわざ日本へやってくるひとも多いのだとか。

 

 

まとめ

 

運営会社・ブランドイメージも異なるのに、ノースフェイスはなぜファンに親しまれるブランドなのか。

それは、ロゴマークに創業者の思いがこもっているからではないでしょうか?

「アウトドアを愛する気持ち」「探求することをやめない精神」

そのぶれない軸があるからこそ、地域や国が変わろうとファンに愛されるブランドであり続けるのかもしれません。

 

 

参考:

知られざるTHE NORTH FACEの歴史

Color Your Day | THE NORTH FACE

ブランドの価値観を体現する店長は釣り人 梅野陽典 | SPORTS FIRST MAG

日本生まれ「街着」ノースフェイス 本家しのぐ人気に|NIKKEI STYLE

 

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