


Story
街のみんなのパン屋さん。
南阿蘇村の村営温泉の敷地内に佇むパン屋さん。
ご夫婦の人柄と、確かに感じるパンへの愛情、出来上がるパンの美味しさに惹かれて、観光客・地域の人を問わず人気の店でした。
以前はうどん屋として使用されていた建物をパン屋として使われていたので、畳の小上がりテーブルは赤ちゃん・お子さん連れに人気で、大きな窓に囲まれた店内からは時間ごとに変化する外輪山を眺めることができました。
私の実家も南阿蘇で、帰省する度に温泉とパンダイゴをハシゴするという至福のルートを回ったものです。トングを迷わせながらもパンをいくつか選び、無料のコーヒーを片手に店内のテーブルで仕事をしたり、家族とおしゃべりしたり、ぼーっとしたりする時間は、ささやかで確かな幸せを与えてくれました。
デザインのご相談。
そんな折、突然ダイゴさんから連絡いただき、ショップタグをつくりたい、エントランス内装をちょっと変えたい、というご相談を受けました。
ショップタグは、ダイゴさんの中でおおよそイメージが固まっていましたので、私は実現に向けての微調整と、こんなタグも考えられますよ〜という提案をさせて頂きました。エントランス内装は、エントランスの窓に貼るカッティングシートのデータを作成させていただきました。
Client Voice
Q:スタジオグラムにデザインをお願いした理由を教えてください。
悠さんとは、「当店にパンを買いに来てくださるお客様」としての出会いでしたが、物腰柔らかに、パンを食べながらイートインスペースでノートパソコンを操る姿をみて、「出来る男だな…」というのは一目でわかりましたね(笑)
インテリアや外構に明るいと聞いていましたし、悠さんが手がけていたフライヤーやグラフィック、イベントの企画の仕上がりが好きでしたから。 なんていうんですかね、ナチュラルでいて、2次元のものでも空間的に見えるように仕立ててるので色使いやバランス感覚がうまいな~と。自分好みでしたね。
3周年ということもあったんで、エントランス部分と商品パッケージに使用するシールや商品タグをお願いしたんですが「こうしたい!」ってのがはっきりしたものがなくて、 なんとなく「かっこよくしたいな」「お店のイメージをアップしたいな」「商品のグレードをアップするような何かをしたいな」みたいな漠然とした想いしかなくて、でもなんかやりたくて…
福岡と南阿蘇という遠距離での打ち合わせでしたけど、自分のイメージを詳しく聞いてくれてぼやーっとした想いを「今後の店のコンセプト」としてはっきりさせるのに結構時間を割いてくれたと思います。
タグの穴あけの場所にしてもゴロマークのシールにしても、自分のお願いしたプラン以外のデザインや使い方を提案してくれたのも、お願いしてよかったなとも思いましたね。 現地にも足を運んでくれたんでとても感謝しています。
Q:デザインの力が”PIAN DAIGO”のブランド化に役立っていると思いますか?
やめたほうがいいことはやめたほうがいいって言ってくれましたし・・・。笑
ブランド化ってのは「ブレがない」ってのが大事なんでしょうから自分の考えだと、インテリアにしても好きなものをバラバラに置いちゃったりしてお客様目線で言うといろんなものが目に映るだけで、結局何も伝わらない、みたいな。 極端にナチュラル寄りでもないし、都会的なパン屋ではないので「光沢のないマットタイプのシールがいいのではないか」とか、納得のいく説明をしてくれました。
よくわかりませんが、うちみたいな小さなパン屋でもブランドを確立していくには看板だけでなく内装や商品パッケージにいたるまで 一つ一つデザインというフィルターを通していくことが大事なのかと。 デザインとは一つ一つに納得のいく説明があるっていうことなのかなと。
「ブランド」になるまでには時間もかかるでしょうが、いろんな視点からお客様の目に留まる、お客様を包み込んでいくってのが デザインの力なのかなと。 エントランスやパッケージを一緒になって考えてくれるパートナーが外からの目線でいてくれるってことは大きな力でした。 店がシャープになったと思います。
Q:ブランド化(デザインの力)を実感する瞬間を教えてください。
うーん、難しいですね、開業資金に乏しく、居抜きで入った物件だったので3周年ということで少しお店らしくしようと思って… スタジオグラムさんにお願いして、デザインってコンセプトを形にしていくというか、うちのお店ってこんな感じですよーてのを外に向けて表現すること、お伝えすることなんだと改めて勉強になりました。
今回いいものができたからなおさら、「あ、これやろっかな」、と思いが浮かんだときに「でもこれってコンセプトにあってるかな、うちにあってるかな」と反芻するようになっているので、自らのブランド化を意識できているのかなとは思います。
とはいえ、自分だけではやっぱりわからないし、形にする力や手法、時間が足りないのでデザイナーさんの存在ってのが大きいのかなと思いますね。
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