株式会社スタジオグラム

UNIQLO / ユニクロ


株式会社ユニクロが提供するファッションブランド「ユニクロ」。
世界展開にカタカナを使う!という大胆な戦略を取ったロゴマークについて紐解いてみたい。

 

 

 

ブランド名

 

UNIQLO / ユニクロ

 

 

 

ロゴマーク

出典:Wikipedia

 

 

 

企業情報

 

社名:
株式会社ユニクロ(UNIQLO CO.,LTD.)
(株式会社ファーストリテイリングの完全子会社)

代表:
柳井 正

代表メッセージ:
LifeWearを極め、社会を支えるインフラになる

事業内容:
商品企画・生産・物流・販売までの自社一貫コントロールにより、高品質・低価格のカジュアルブランド 「ユニクロ」を提供する製造小売業(SPA)

 

 

 

ロゴマークデザイナー

 

佐藤 可士和(さとう かしわ)

 

日本が世界に誇るクリエイティブディレクター。
彼が切り開いたデザインの新しい領域は、その後に続くフォロワーの道標となる。

UNIQLOのロゴマークでは、英文字と共にカタカタを世界中に鮮烈にデビューさせてみせた。デザインがブランドと密な関係を築くことができる世の中の変化は彼の功績が大きい。

 

 

 

ロゴマークコンセプト

 

“美意識ある超合理性”

 

 

 

ロゴマークのデザインモチーフ

 

初代ロゴマークのデザインブラッシュ。正方形の中にUNIQLOの文字が並ぶなど基本的な要素は同じだが、カラー、フォントが調整されている。

 

 

 

ロゴマークに込められたストーリー

 

ユニクロとは「ユニーク・クロージング・ウェアハウス」の略。

ロゴマークは過去に一度リニューアル。当初のロゴはコチラ。

 


出典:Wikipedia

 

私も学生のころ、スエットやらジーンズを買った記憶があるけれど、今のオシャレとはほど遠い店舗だった。

 

当時のウリは「安さ」。

 

2006年にニューヨーク店をオープンさせるタイミングで佐藤可士和氏がロゴをリニューアル。佐藤のディレクションでWEBデザイン(中村勇吾氏)や店舗デザイン(片山正通氏)も錚々たる面子が揃うことになる。

 

佐藤はロゴマークリニューアルに当たり、以下のことを実行した。

 

・英語ロゴ+カタカナロゴのデザイン
・ブランドカラーの変更(えんじ色→鮮やかな赤)
・オリジナルフォントの開発
・ロゴのみを使用したグラフィック展開

 

佐藤可士和との出逢いによって「超合理性」というコンセプトの元に躍進を続けるユニクロ。全世界に展開する店舗の半分以上が日本国外となり(2020年11月末時)、グローバル企業としての地位を確立したと言える。

 

一つのロゴが日本国内を飛び出し世界中に広がってゆく。

 

時代を捉え変化を続けながら成長してゆくその姿は、私たちデザイナーやクリエイターに夢を与えてくれる企業である。

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