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新しいサービスの名前、思いつきで決めていませんか。

Brand Design lab.

ブランドデザイン研究所

新しいサービスの名前、思いつきで決めていませんか。

ブランドづくりの方程式

2026/6/5

「新しいサービスを始めるんですが、名前だけなかなか決まらなくて・・・」

新規事業やサービスの立ち上げ時、こうしたご相談をよくいただきます。事業内容や価格は固まっているのに、名前だけがしっくりこない。実はこれ、珍しいことではありません。今日は、社名やサービス名を決める際の、基本的な考え方についてお伝えします。

名前は「思いつき」ではなく「選ばれる理由の凝縮」

名前を決める作業を、語感の良さや響きのかっこよさだけで進めてしまうと、後になって「結局この名前で何を伝えたかったんだっけ」と迷子になってしまうことがあります。

私たちは、ネーミングも他のデザイン要素と同じように、「自社・そのサービスが選ばれる理由」を凝縮して表現する作業だと考えています。つまり名前を決める前に、そのサービスが誰に、どんな価値を届けたいのかが整理されている必要があります。この考え方は、ブランドアイデンティティを整理する工程と地続きです。


[B.I.(ブランドアイデンティティ)とは?「つくる」の最初の一歩]

ネーミングを考える3つのアプローチ

1:機能や価値を直接的に表す
サービスの内容や得られる価値を、そのまま名前に反映させるアプローチです。誰が聞いても何のサービスか伝わりやすい一方、似たような名前の競合と差別化しにくくなる場合もあります。

2:想いやストーリーを込める
創業のきっかけや、大切にしている価値観をモチーフにするアプローチです。名前の由来を説明できることで、それ自体がお客様との会話のきっかけになったり、社員が語れる物語になったりします。

3:造語やあえての抽象表現
既存の言葉にとらわれず、独自の響きや言葉をつくるアプローチです。記憶に残りやすい一方、意味を伝えるための説明や、その名前を浸透させていく時間が必要になります。

どのアプローチが正解ということはなく、事業のフェーズやターゲット、伝えたい世界観によって向き不向きがあります。

名前を決める前に、確認しておきたいこと

ネーミングの相談を受ける際、私たちは経営者の方に次のようなことをお聞きします。

  • そのサービスは、誰の、どんな悩みを解決するものか

  • 既存の事業やブランドとの世界観に、どうつながりを持たせたいか

  • 将来的に事業を拡張したとき、この名前のままで違和感がないか

特に3つ目は見落とされがちです。今のサービス内容にぴったり合わせて名前をつけると、数年後に事業が広がった際、名前が事業の実態と合わなくなってしまうことがあります。少し先の展開まで見据えて名前を検討しておくと、後から名前を変える手間を減らすことができます。

決めた名前は「デザイン」で意味を補強する

良い名前が決まっても、それだけでは伝わりきらないことがあります。ロゴマークやブランドカラーと組み合わせることで、名前に込めた意味をより強く印象づけることができます。名前とデザインは、切り離して考えるのではなく、同じ「選ばれる理由」から一貫して設計されるべきものです。

また、創業の経緯やサービスに込めた想いをストーリーとして言葉にしておくと、名前の意味がより深く伝わるようになります。ブランドストーリーの作り方については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

[ブランドストーリーとは?会社の「らしさ」を言語化する方法]

名前は、決めた瞬間がスタート地点

最後にお伝えしたいのは、良い名前は決めた瞬間に完成するのではなく、使い続ける中でお客様の記憶に定着していくものだということです。WEBサイト、名刺、SNSなど、あらゆる場面で一貫してその名前を使い続けることで、少しずつ「その名前を聞けば、あの会社・あのサービス」と思い出してもらえるようになります。

自社やサービスの「選ばれる理由」を、名前やデザインにどう込めていくのか。その全体像を、無料の小冊子「みつける、つくる、そだてる|お客様に選ばれ、愛され続けるブランドづくりの方程式。」にまとめています。ぜひ一度お手に取ってみてください。

みつける つくる そだてる
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この記事を書いた人

早野 悠

Hayano Yu

株式会社スタジオグラム 代表取締役
ブランドマネージャー認定協会トレーナー

コミュニケーションノイズを無くし、争いのない社会を目指してブランディングに取り組んでいます。福岡市を拠点に、3ステップでつくるブランディング×マーケティング手法で述べ60社をお手伝いしてきました。

好きな言葉:知足/縁起 
好きなこと:国内海外旅行/写真/温泉/散歩

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