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お店に入った瞬間の「なんとなく良い感じ」は、偶然じゃない。

Brand Design lab.

ブランドデザイン研究所

お店に入った瞬間の「なんとなく良い感じ」は、偶然じゃない。

ブランドづくりの方程式

2026/6/4

「内装は工務店さんにおまかせしていて、うちはあまり口を出していません」

店舗を持つ経営者の方とお話ししていると、こう伺うことがあります。ロゴやWEBサイトには気を配っていても、実店舗の空間そのものは、施工業者や内装デザイナーに任せきりになっているケースは少なくありません。今日は、実店舗の空間デザインも、ブランディングの一部であるという考え方についてお伝えします。

お客様は、空間そのものから「会社らしさ」を感じ取っている

ロゴやWEBサイトは、お客様が意識して「見る」情報です。一方で実店舗の空間は、お客様が意識せずとも「感じ取ってしまう」情報だと言えます。照明の明るさ、什器の素材感、通路の広さ、スタッフの動き方——お客様は来店した瞬間から、こうした要素を無意識のうちに受け取り、「この会社は丁寧そうだ」「この会社は堅実そうだ」といった印象を形づくっています。

つまり空間デザインは、ロゴや名刺と同じように「選ばれる理由」を伝えるタッチポイントの一つです。ロゴやカラーに込めた意味が、店舗の内装や什器にまで一貫して表現されているかどうかで、お客様が受け取る印象は大きく変わってきます。

ロゴやカラーに込める意味については、こちらの記事で詳しく解説しています。
[ロゴを見せた瞬間、社長が黙り込んだ理由。]

空間デザインで見落とされがちな3つのポイント

①動線が「らしさ」を体験させる設計になっているか
お客様が入店してから退店するまで、どんな順番で何を目にするか。この動線の設計は、単なる利便性だけでなく、会社が伝えたい価値観を体験してもらう機会にもなります。たとえば丁寧な接客を強みとする会社であれば、スタッフとお客様の距離感が自然に近づく動線を意識する、といった工夫が考えられます。

②什器や素材が、ブランドカラーやロゴの意味と矛盾していないか
内装業者に任せきりにすると、機能性や価格を優先した什器選びになりがちで、結果として会社が伝えたい印象と噛み合わないことがあります。素材の質感や色味も、ロゴやブランドカラーと同じ「意味」を意識して選ぶことで、空間全体の一貫性が生まれます。

③看板やサインが、遠くからでも「らしさ」を伝えているか
店舗前を通りかかった見込み客が、看板を見て「気になる」と感じるかどうかは、来店のきっかけを大きく左右します。ロゴや文字情報だけでなく、色や素材感まで含めて、通りすがりの一瞬で印象を残せるデザインになっているかを確認する価値があります。

空間デザインを内装業者だけに任せてしまうリスク

内装や施工の専門知識は、当然ながら工務店や内装業者の方が優れています。しかし「この会社が何を大切にしていて、お客様にどんな印象を持ってほしいか」という部分は、施工の専門家だけでは判断しきれません。

そのため私たちは、空間デザインを検討する際も、まず自社の「選ばれる理由」を整理する工程から始めることをおすすめしています。この土台があるからこそ、内装業者に対しても具体的な要望を伝えることができ、結果として「なんとなく良い感じ」ではなく、狙って設計された空間をつくることができます。


[B.I.(ブランドアイデンティティ)とは?「つくる」の最初の一歩]

改装・リニューアルのタイミングこそ見直しの好機

店舗の改装や移転を検討しているタイミングは、空間デザインを見直す絶好の機会です。すでにWEBサイトやロゴを整えている会社であれば、その一貫性を空間にも広げていくことで、お客様の記憶に残るブランド体験をつくることができます。

自社の「選ばれる理由」を、空間という体験の中にどう表現していくのか。その全体像を、無料の小冊子「みつける、つくる、そだてる|お客様に選ばれ、愛され続けるブランドづくりの方程式。」にまとめています。ぜひ一度お手に取ってみてください。

みつける つくる そだてる
お客様に選ばれ、愛され続けるブランドづくりの方程式。

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そんな疑問にお答えする小冊子を代表早野が書きました。
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この記事を書いた人

早野 悠

Hayano Yu

株式会社スタジオグラム 代表取締役
ブランドマネージャー認定協会トレーナー

コミュニケーションノイズを無くし、争いのない社会を目指してブランディングに取り組んでいます。福岡市を拠点に、3ステップでつくるブランディング×マーケティング手法で述べ60社をお手伝いしてきました。

好きな言葉:知足/縁起 
好きなこと:国内海外旅行/写真/温泉/散歩

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