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ブランディングの効果はどう測る?「そだてる」フェーズの指標

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ブランディングの効果はどう測る?「そだてる」フェーズの指標

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2026/5/24

「ブランディングにお金をかけたのはいいけれど、結局、何がどう良くなったのか説明できないんです」

これは、ブランドづくりに取り組まれた経営者の方から、正直な本音としてお聞きすることがある言葉です。広告であれば、クリック数や問い合わせ数といった分かりやすい数字がすぐに出ます。しかしブランディングは、効果がじわじわと表れるものであるがゆえに、「本当に意味があったのか」が見えにくいという悩みを抱えやすい施策です。

今日は、ブランディングの効果、特に日々の発信を積み重ねていく「そだてる」フェーズの効果を、どう捉え、どう測っていけばいいのかをお伝えします。

なぜ、ブランディングの効果は測りにくいのか

私たちは「マーケティングは3日後の数字を獲得する施策、ブランディングは3年後の数字を獲得する施策」という言葉をよく紹介しています。広告のように「出稿した翌日から効果が出る」ものではなく、ブランディングは信頼の積み重ねによって、じわじわと結果に表れてくるものです。

そのため、短期間だけを切り取って「効果があったか、なかったか」を判断しようとすると、うまく測れないという状況が起こりやすくなります。まず大切なのは、ブランディングの効果を、広告と同じものさしで測ろうとしないという心構えです。

見るべき指標を、3つの階層に分けて考える

ブランディングの効果は、いきなり売上という結果だけを見るのではなく、いくつかの階層に分けて捉えると、状況を把握しやすくなります。

1. 接点の指標:お客様との接点がどれだけ増えているか
ホームページへのアクセス数、SEO対策ブログの閲覧数、SNSのフォロワー数や反応、公式LINEの登録者数など、まずはお客様との接点そのものが増えているかを確認します。これは、そだてる活動が正しく続けられているかどうかの、基本的な健康診断のようなものです。

2. 関与の指標:お客様がどれだけ深く関わってくれているか
接点の数だけでなく、その中身の濃さも重要です。ブログをどれくらいの時間読んでくれているか、SNSでコメントや保存といった反応が増えているか、ニュースレターへの返信があるかなど、お客様が「持続的にブランドに関与する意思」を持ち始めているかどうかを見ていきます。私たちは、こうしたお客様のことを「ファン」と呼んでいます。

3. 成果の指標:問い合わせや紹介につながっているか
最終的には、こうした接点や関与の積み重ねが、問い合わせ、成約、リピート、紹介といった具体的な成果につながっているかを確認します。ここで大切なのは、「どの接点がきっかけで問い合わせに至ったか」を、可能な範囲で把握しておくことです。問い合わせの際に「何を見て連絡されましたか」と一言添えて聞くだけでも、有効な情報が集まっていきます。

数字だけでなく、社内の変化にも目を向ける

ブランディングの効果は、社外のお客様に対してだけ表れるものではありません。社員が自社の理念を語れるようになった、採用の応募者から「ホームページを見て共感した」という声が増えた、といった社内側の変化も、大切な効果のひとつです。これはインナーブランディングの成果であり、数字だけでは見えにくいものの、会社の土台を強くする重要な指標です。

効果測定は、マーケティングと組み合わせて考える

ブランディングとマーケティングは、しばしば混同されますが、役割が異なる施策です。ブランディングが「選ばれる理由」を育てる長期的な活動であるのに対し、マーケティングは、その理由を使って「今すぐ客」に働きかける短期的な活動です。効果測定を考える際も、この2つを分けて捉えることで、「なぜ今、数字が動かないのか」「何が積み上がっているのか」を、より正確に判断できるようになります。

この違いについては[ブランド戦略とマーケティング戦略の違いとは?]で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

焦らず、しかし記録は残す

ブランディングは、効果が出るまでに一定の時間がかかる施策です。だからこそ、短期間で一喜一憂せず、じっくりと育てていく姿勢が欠かせません。とはいえ、何も記録を残さずに「なんとなく続ける」だけでは、振り返ったときに何が効果的だったのかが分からなくなってしまいます。月に一度でも、接点の数や問い合わせのきっかけを簡単にメモしておくだけで、後から振り返る際の大きな手がかりになります。

ブランドづくり全体の考え方については[「みつける・つくる・そだてる」とは?中小企業のためのブランドづくりの方程式]でも詳しくお伝えしていますので、あわせてご覧ください。

まとめ

ブランディングの効果は、広告のように一瞬で数字に表れるものではありません。接点・関与・成果という3つの階層で状況を捉え、社内の変化にも目を向けながら、じっくりと積み重ねていくことが大切です。まずは、今どんな接点がお客様との間にあるのかを、あらためて書き出してみてください。

より体系的に「みつける・つくる・そだてる」というブランドづくりの考え方を知りたい方は、無料小冊子『みつける、つくる、そだてる|お客様に選ばれ、愛され続けるブランドづくりの方程式。』をぜひご覧ください。

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この記事を書いた人

早野 悠

Hayano Yu

株式会社スタジオグラム 代表取締役
ブランドマネージャー認定協会トレーナー

コミュニケーションノイズを無くし、争いのない社会を目指してブランディングに取り組んでいます。福岡市を拠点に、3ステップでつくるブランディング×マーケティング手法で述べ60社をお手伝いしてきました。

好きな言葉:知足/縁起 
好きなこと:国内海外旅行/写真/温泉/散歩

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