Brand Design lab.
ブランドデザイン研究所
展示会のブースで、素通りされてしまう会社の共通点。
ブランドづくりの方程式
2026/6/3

「出展料も安くないのに、立ち止まってもらえる時間が本当に短くて」
展示会や商談会に出展された経営者の方から、こうした声をよく伺います。多くの来場者が短時間で複数のブースを回る中で、自社に足を止めてもらい、限られた時間で「らしさ」を伝えるのは、決して簡単なことではありません。今日は、展示会や商談会でのブース・資料づくりについての考え方をお伝えします。
展示会は「情報量」より「一瞬の印象」で決まる
コーポレートサイトやパンフレットであれば、興味を持った相手がじっくり読み込んでくれます。しかし展示会のブースは、通路を歩く来場者の視界に、ほんの数秒入るだけの場所です。この一瞬で「気になる」と思ってもらえなければ、そもそも立ち止まってもらうことすらできません。
つまり展示会のブースづくりは、情報を詳しく伝えることよりも、まず「足を止めてもらう」ことを最優先に設計する必要があります。この考え方は、名刺交換の一瞬で印象を残す、という名刺づくりの発想と近いものがあります。
素通りされてしまうブースに共通すること
私たちがこれまで見てきた中で、来場者に素通りされてしまいやすいブースには、いくつか共通点があります。
①伝えたいことが多すぎる
自社の強みや実績をすべて伝えようとするあまり、パネルやパンフレットに文字がびっしり詰め込まれているケースです。遠くから見たときに何の会社か分からなければ、来場者はそもそも近づいてきません。
②社名だけが大きく、事業内容が伝わらない
社名に馴染みのない来場者にとって、社名だけを大きく掲げても「何をしている会社か」が伝わらなければ意味がありません。事業内容や強みを、パッと見て理解できる言葉やビジュアルで示すことが必要です。
③会社の「らしさ」が他社と似通っている
展示会は同業他社が集まる場でもあります。似たような色使い、似たようなキャッチコピーでは、来場者の記憶に残りにくくなってしまいます。自社ならではの「選ばれる理由」を、視覚的にも差別化できているかが問われます。
ブース・資料づくりで押さえておきたい考え方
遠くからでも「何の会社か」が一瞬で伝わるキャッチコピーやビジュアルを用意する
立ち止まってくれた相手に渡す資料は、情報を絞り込み、あとでじっくり読める構成にする
ブースのデザインにも、普段使っているブランドカラーやロゴのルールを一貫して適用する
特に3つ目は見落とされがちですが、普段のWEBサイトや名刺と異なる色使いのブースにしてしまうと、せっかく積み重ねてきた会社の印象と一致せず、かえって記憶に残りにくくなってしまいます。
展示会は「その場の商談」より「後の関係づくり」の入り口
最後にお伝えしたいのは、展示会での出会いは、その場で契約に至ることよりも、その後の関係を育てていく入り口として捉えるほうが現実的だということです。名刺交換をした相手に、後日どんな接点を持ち続けるか。これは私たちが「そだてる」フェーズとして大切にしている考え方につながっています。展示会での一瞬の出会いを、その後どう育てていくかまで見据えて準備しておくことが、投じた出展料を無駄にしない工夫になります。

自社の「選ばれる理由」を、展示会や商談の限られた時間でどう伝えていくのか。その全体像を、無料の小冊子「みつける、つくる、そだてる|お客様に選ばれ、愛され続けるブランドづくりの方程式。」にまとめています。ぜひ一度お手に取ってみてください。
みつける つくる そだてる
お客様に選ばれ、愛され続けるブランドづくりの方程式。

・ブランドって何?
・マーケティングとどう違うの?
・デザイン会社って何をしてくれるの?
・お客様に選ばれるために何すればいいの?
そんな疑問にお答えする小冊子を代表早野が書きました。
創業16年・50社を超える継続クライアントと1000件を超える案件から導き出した「ブランディングを成功に導く方程式」を無料でお届けします。
期間限定
|
小冊子を無料で受け取る。
この記事を書いた人
早野 悠
Hayano Yu

株式会社スタジオグラム 代表取締役
ブランドマネージャー認定協会トレーナー
コミュニケーションノイズを無くし、争いのない社会を目指してブランディングに取り組んでいます。福岡市を拠点に、3ステップでつくるブランディング×マーケティング手法で述べ60社をお手伝いしてきました。
好きな言葉:知足/縁起
好きなこと:国内海外旅行/写真/温泉/散歩
この著者の記事一覧
Related Article

