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採用がうまくいかない会社に共通する「ブランディング不足」

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採用がうまくいかない会社に共通する「ブランディング不足」

Type Something

2026/5/15

「求人媒体にお金をかけているのに、なかなか応募が来なくて」。

福岡の経営者の方から、こうした採用の悩みをよく伺います。給与や待遇を見直したり、求人媒体を変えてみたり、あらゆる手を尽くしているのに、なかなか状況が変わらない——。実はこうしたケースの多くに、共通する原因があります。それが「ブランディング不足」です。

今日は、採用がうまくいかない会社に共通する原因と、その解決の糸口についてお話しします。

求人票の「条件」だけでは、選ばれない時代

かつては、給与や勤務時間といった条件の良さが、求職者にとって最大の判断材料でした。しかし今は、求職者もインターネットで簡単に企業の情報を調べられる時代です。同じような条件の求人が並んでいたとき、最終的に選ばれるのは「この会社で働きたい」と思わせる、条件以外の魅力を持った会社です。

この「条件以外の魅力」こそが、ブランディングによって育まれるものです。会社が何を大切にしているのか、どんな社員が、どんな想いで働いているのか。こうした情報が伝わっていない会社は、どれだけ条件を良くしても、応募者の心をつかみにくいのです。

採用がうまくいかない会社に共通する2つのパターン

私たちがこれまで見てきた中で、採用に苦戦している会社には、大きく2つの共通点があります。

パターン1:外向けの発信に「らしさ」がない

求人票やコーポレートサイトの採用ページを見ても、業務内容や条件しか書かれておらず、その会社ならではの「らしさ」が伝わってこないケースです。

同業他社の求人と並べたときに、内容がほとんど似通ってしまっている状態では、応募者にとって「なぜこの会社を選ぶべきか」という理由が見えません。自社が大切にしている価値観や、働く社員の生の声といった情報を発信することで、初めて他社との違いが伝わります。

パターン2:理念が社内に浸透しておらず、面接で語れない

もうひとつのパターンは、たとえ立派な経営理念を掲げていても、それが社員に浸透しておらず、面接の場で語られる言葉と、実際の社内の空気にズレがあるケースです。

応募者は、面接での社員の受け答えや表情から、その会社の「本当のところ」を敏感に感じ取ります。理念が浸透していない会社ほど、面接での説明がどこか他人事のように聞こえてしまい、応募者の不安を払拭できません。理念の浸透については、[ 経営理念が社員に浸透しない理由|インナーブランディングの実践法 ] で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

採用ブランディングは、特別なことをする必要はない

ここまで聞くと、「採用のために大がかりな取り組みが必要なのでは」と身構えてしまうかもしれませんが、そうではありません。

大切なのは、すでに社内にある「らしさ」を、きちんと言葉にして外に伝えることです。新しく何かを作り出すというより、社員が日々当たり前にやっていること、大切にしている価値観を、応募者にも伝わる形に整理し直す作業に近いといえます。

具体的には、次のような取り組みが有効です。

  • 社員インタビューを通じて、働く人のリアルな声を発信する

  • 経営者自身の想いを、採用ページや動画で語る

  • 日々のSNS発信で、社内の雰囲気を自然な形で見せる

こうした取り組みは、一度きりで終わらせず、継続的に発信し続けることで、じわじわと効果を発揮します。継続的な発信の仕組みについては、[ブランディングは作って終わりじゃない|「そだてる」を仕組み化する広報スタイル ] でも詳しくお伝えしていますので、あわせてご覧ください。

採用と、既存社員のモチベーションはつながっている

もうひとつお伝えしたいのは、採用ブランディングは新しく応募してくる人だけのためのものではない、ということです。

自社の「らしさ」を言語化し、それを社内外に発信していく過程は、すでに働いている社員にとっても「自分たちの会社が大切にしていることは、これなんだ」と再確認する機会になります。この過程を通じて社員のエンゲージメントが高まれば、それ自体が、応募者に伝わる「この会社は良い雰囲気だ」という印象にもつながっていきます。

まとめ

採用がうまくいかない会社に共通しているのは、条件の悪さではなく、「らしさ」が外に伝わっていない、あるいは社内に浸透していないという、ブランディング不足です。すでに社内にある価値観や魅力を丁寧に言語化し、継続的に発信していくことで、条件面だけに頼らない採用が可能になります。

私たちスタジオグラムでも、「みつける・つくる・そだてる」というプロセスを大切に、福岡の中小企業の皆さまの採用ブランディングをお手伝いしています。より詳しい内容は、無料小冊子「みつける、つくる、そだてる|お客様に選ばれ、愛され続けるブランドづくりの方程式。」でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

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この記事を書いた人

早野 悠

Hayano Yu

株式会社スタジオグラム 代表取締役
ブランドマネージャー認定協会トレーナー

コミュニケーションノイズを無くし、争いのない社会を目指してブランディングに取り組んでいます。福岡市を拠点に、3ステップでつくるブランディング×マーケティング手法で述べ60社をお手伝いしてきました。

好きな言葉:知足/縁起 
好きなこと:国内海外旅行/写真/温泉/散歩

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