株式会社スタジオグラム

KALDI / リーフレット / vol.001


当ページは小冊子「ちいさな会社がブランドをつくるなら、デザインは今すぐ捨てなさい」を読んでいただいた方への特典コンテンツです。世の中の選ばれる事業づくりをブランドデザイナーの視点で読み解きます。

 

 

小冊子を受け取る >>>

 

 

 

今回の研究対象

 

 

・ブランド:KALDI
・媒体:紙/リーフレット
・サイズ:A6(広げるとA3)
・取得場所:実店舗内のコーヒー豆売り場
・陳列方法:立てて並べられている
・取得方法:お客様が自ら手に取る

 

○中身
・タイトル:COFFEE GUIDE コーヒーガイド
・記載内容:
1:コーヒーのおいしいいれ方
2:コーヒーへのこだわり
3:環境や人に配慮したコーヒー
4:COFFEE MAP 世界のコーヒー栽培地域
5:各種コーヒー豆の説明と味評価

 

 

 

 

 

 

 

選ばれる事業づくりの視点での研究結果

 

1:3C分析

 

<理想のお客様>
・20代後半〜40代の感度の高い女性。
・いつもとは違う食材で非日常を味わいたい人。
・ちょっといい物を買いたい人。

 

Customer:お客様のニーズ
・KALDIで特定の商品を購入したい。
・買うものは特に決まっていないが何か目新しくて美味しい物を探している。
・KALDIに行けば海外の食品がたくさん売ってあるから、何か買いたい。

 

Competitor:競合他社
・成城石井
・業務スーパー
・コストコ
など

 

Company:自社(KALDI)
・実店舗がある(474店舗/2021年8月時点)
・商品点数が多い(約1万点)
・競合と比べて全体的な価格が安い

 

3C分析から導きだされるお客様のニーズを満たす × 競合他社に負けない × 自社の強み(市場機会)はどこか?

海外や珍しい食材を商品数1万点を超える幅広さで取り扱う、470を超える店舗数を持つ通える非日常食料店ショップ。

 

このような表現ができそうです。

 

 

2:カスタマージャーニー(ファネル)

 

○媒体との接点が生まれる前の行動と感情

 

会計を待つ列に並び、時間を持て余していた。リーフレットは列の横のコーヒー豆売り場に置いてあり、暇だったこともあり手に取ってしまった。

 

 

○媒体との接点が生まれた後の行動と感情
リーフレットを手に取り、コーヒーの種類がこんなにあることを知る。

 

 

まとめ

 

KALDIの理想のお客様は、20代〜40代の感度の高い女性。
店内を歩くとターゲット層のお客様が多く見られます。

 

欲望のスイッチを押して買い物してもらうために
いろんな仕掛けが店内に散りばめられています。

 

・圧倒的な商品点数
約1万商品

 

・天井まで積み上げられたディスプレイ
商品棚の下をくぐり抜ける時は洞窟の中にいるみたいです

 

・少し狭めにつくられた通路
お客同士が譲り合いながら歩かなければなりませんが、実はこの狭さが購入を後押ししています。

 

普通のスーパーであれば良さそうな商品があれば一旦カゴに入れておいて、不要ならあとで戻します。
しかし、KALDIのお店の通路は狭い。その通路を商品を置きに戻るのは面倒、だから買ってしまおうと考えます。

 

珍しい食材が所狭しと積み上げられた店内を、まるで宝探しのようにぐるぐると歩く。
気づけばカゴいっぱいの食材たち。

レジ

< 出典・参考 >
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A1%E3%83%AB%E7%8F%88%E7%90%B2
https://pando.life/article/80954

毒親に育てられ、自信がなく感情的になってしまいます。どうすればいいでしょうか?


https://lab.kutikomi.com/news/report/202407_kaldi/

 

 

※当記事は、弊社スタッフが現地に足を運び、見て、感じたことを元に記事を書いております。
実際の企業戦略とは異なる場合がありますので、ご了承ください。

コメントは受け付けていません。


ブランドづくりをはじめる前に読む本、期間限定でプレゼント中。

ブランド本、無料で受け取る >>> ブランド本、無料で受け取る >>> arrow_right
PAGE TOP