〇〇らしさ×△△らしさ=独自ポジションの発見!

今回は、ブランディングやブランドマテリアルをデザインしてゆく上で大切なことを書きます。

これを知っておくと、消費者・顧客に与えるイメージの大きなズレを防ぐことができます。
今回はややマーケティングよりの大事な話です。

まず何屋さんかを冷静に俯瞰してみる

どうやら「ブランディング」という言葉には、どの競合他社とも似ていない全く異なるイメージをつくり上げたい!という誘惑があるようです。

わからなくもないですが、、、とても危険です。


例えば、
・銀行がテーマパークみたいに賑やかだったら、落ち着いて融資や住宅ローンの相談ができるでしょうか?
・創業200年の老舗寿司屋さんがファミレスのような空間だったら、そこでお寿司を食べようと思うでしょうか?

思いませんよね?


ブランドを表現する際に、まず把握しておく必要があるのは「自分たちは何屋さんなのか?」ということ。言い換えれば、「どの業種業界に属しているか?」ということ。

そして、「その商売に対して消費者・顧客が持つ普遍的なイメージはどこにあるのか?」ということ。

この2点です。
ここがズレてしまうと、何だか新しいのはわかるけれど何屋さん??
という消費者・顧客の混乱を招きます。

Point1:業界らしさを大事にする

何が業種業界らしいのか?を具体的にキーワードを挙げながら考えてみます。

【銀行が持つ普遍的なイメージ】
・ゆったり余裕のある空間構成
・威厳のある建物
・静かなロビー
・清潔感
・受付の方
・BGMはクラシック音楽

個人差はあると思いますが、こんな感じだと思います。



【老舗寿司屋さん】
・店先の大きなのれん
・無垢材一枚のテーブル
・割烹着を着た無口な大将
・坪庭
・BGMはナシ

こんな感じでしょうか。

ここに挙げたようなキーワードを無視せず大事にすることが、
銀行らしさ、老舗寿司屋らしさ、に繋がります。


安心感を持ってもらう

この「業種業界らしさ」を大事にしたい理由は、
安心感を与えるからです。



冒頭で書いた、
・テーマパークみたいな銀行
・ファミレスのような創業200年の老舗寿司屋さん


もしこんな店があったとしたらインパクトはあるかもしれませんが、
安心感を与えることは出来ませんよね?

まずはここは◯◯屋さんなんだな、と安心感を持ってもらうことが大事です。


Point2:企業らしさ

業種業界らしさで与える安心感に掛け算する要素が「企業らしさ」です。


自分たち独自の理念や考え方、サービスや商品など
自分たちらしさを表現できる要素はなんでしょう??



表現、と聞くと広告やCMなどのビジュアル部分だけを考えてしまいますが、
他にも自分たちらしさを伝える要素はたくさんあります。

例えば、
・毎朝休まずに店の前を社員みんなで掃除する。
・「本当にお客さまのためになってる??」が全社員の口ぐせになってるIT企業。

これらはビジュアルではないですが、
企業が何を大事にしているかが伝わると思います。


ブランドは消費者・顧客の心の中につくられる

ここまでに書いてきた「業界業種らしさ」と「企業らしさ」



この2つを掛け算することで、
何屋なのかが伝わりながらも競合他社とは異なる企業、というバランスの取れたブランドイメージを発信することができます。



ブランドは、消費者・顧客の心の中に生まれる「心象」です。
これは企業側でコントロールすることは出来ません。



だからこそ、「2つのらしさ」を考え掛け算し、
自分たちは何者なのか?を常に意識しながら日々活動し続けることが大事なんです。



私たちは企業のブランドづくりからデザインまで一貫してお手伝いすることができます。
ご興味ある方はお気軽にご相談ください。