[ランドスケープ] テラスがある住宅展示場 OHKハウジング

1年を超える準備、施工期間を経て2018.4.28にリニューアルオープンしたOHKハウジング

 

8社のハウスメーカーの最新で最高の住宅9棟が建つこの敷地のランドスケープの企画・設計・施工をお手伝いしました。
全体監修は株式会社NEW’S様。福岡を拠点に国内外でデザイン性の高い住宅の外部空間を数多く手がける企業です。

 

OHKは岡山県岡山市に位置し、岡山駅から東に車で10分ほどの、三大大名庭園として名高い後楽園の近くが今回の現場です。

 

 

今回の外部空間のデザインコンセプトは「みんなのテラス」
各ハウスメーカーの住宅がシームレスに建ち並ぶ真ん中には、今までの住宅展示場では見たこともない大きなテラス。このみんなの空間をつくりあげ、成立させることがミッションでした。

 

真ん中にテラスがある住宅展示場、私が知る限り他にはありません。
恐らく各ハウスメーカーの大人の事情や、建て替え時などの運営面での色々が理由だと思います。

 

しかし、住まいを見学に来る方の視点で考えると、、、みんなのテラスは納得のプランだと腑に落ちます。これまでのお互いに興味がありません、、、と言わんばかりの必要以上に区分けがきっちりされた展示場よりも、場所全体が一体となる雰囲気を感じることができる、距離の近さを体感できる空間に仕上がっています。

 

各ハウスメーカーは、住宅業界を牽引するライバル企業でありながらも、豊かな暮らしというひとつのゴールに向かって走るバディのような存在でもあると思います。今までの隣は関係ない、という素っ気ない展示場とは対象的な、良きライバル関係の上で切磋琢磨している様子が感じられる唯一無二の住宅展示場が完成しました。

デザイン的な話しを少し。

 

今回の大きな挑戦は「コンクリートの使い方」でした。
結果的には750角という大判のコンクリート平板をオリジナルで製作し、テラス全体に敷き詰めています。

 

平板の総数:1538枚
総重量:約204.7t

 

そのテラスの一部が盛り上がるようにして生まれたテーブル兼ベンチ兼照明。
地層=この場所の歴史、というキーワードを持っています。

 

ところどころに入るカラーは全部で8色。
赤橙黄緑青藍紫のグラデーションを空間全体に散りばめました。

 

色味もビビッド過ぎず、ソフト過ぎず、、、
数百ものカラーパターンの中から、今回のコンセプトと空間に合ったカラーバランスに決定。

 

最後に植栽を植えることで、「人口と自然」「有機と無機」「曲線と直線」など
対極にある要素が一周回って親密になる、、、そんな感覚を覚える空間が誕生しました。

 


平面図をそのまま落としたかのような全体空撮。

 


2018.4.27 オープニングイベント。

 


屋根高視点から。8m級の樹木が8本植えられています。

 


OHKのブランドカラー「オレンジ」は場内の各所に散りばめています。
ポーチの白い台形の鉢植えはオリジナルプロダクトの“ricca”。購入できます。

 


広島を拠点に活動されているデザイナー川原先生が描くオリーブを外壁に。ちなみに写真右手前のボケてる樹木がまさにオリーブ。

 


8つのカラーがグラデーションしながらつながっているのがわかりますか??

 


植栽植え込みのワークショップ。ハウスメーカーの方々が参加されました。

 


ワークショップは雨の日も。。。

 


川原先生。笑顔が素敵な尊敬できるデザイナーです。室内に梅の花を咲かせている様子。

 


川原先生のスケッチ。かわいい!!

 

 


道路に面した歩道側。
オリジナルのアイアンフェンスとコンクリート平板ベンチ、そして植栽。ちょっと歩道から控えを取ったゆとりある空間。
フェンスに取り付けたケヤキのシルエットのパネルもオリジナル。

 


岡山駅にも出店されている⑤カフェがクラブハウスに。
目立つ赤いサインとスパイシーカレーの匂いが道行く方々の興味を引いてました。

 


マジックアワーは短くて。

 


実はこの展示場、夜も素敵なんです!

 


夕涼みもできますね〜と関係者談。

 


まるでどこかの高級な料亭や旅館のような雰囲気。

 


オープニングから時間は少し遡り、各ハウスメーカーの建築はほぼ終わってテラス施工開始時の1枚。
ここからの現場調整、対応に追われた1週間は思い出したくありません(笑)

 


左から、デザイナー川原先生・全体プロヂューサー木村先生・私・カラーコーディネーター山﨑先生。
私、目が死んでますな(笑)

 


オープンに合わせてデザイン・製作したオリジナル缶バッジ。

 


1週間にらめっこした図面。裏もメモがびっしりです。いろいろありました。

 

最後に、NEW’Sの坂元君、本当にお疲れさまでした。
君がいなくては完成しなかった現場だと思います。
これからもよろしく!