【リーフレット】”地に足ついた”ポストカード

鷹野材木店様のポストカードを制作させていただきました。
1枚のポストカードを制作する流れをお伝えしながら、何を誰に伝えるためにつくったのか?についてお伝えしたいと思います。

ポストカードを制作した理由。

鷹野社長から相談を頂いたのは2017年の年末。
年の瀬迫る慌ただしい時期でした。

時計づくりのワークショップイベントなどで、一般の方とも交流を深めている鷹野社長。
参加者に渡せるような自社のツールが無いことに気づきます。

そんな背景から、相談内容は「直接出会った人に鷹野材木店として渡せるカードが欲しい。」でした。

1枚のハガキにどんな想いを込めるか?

名刺サイズや正方形サイズ、A5サイズなどいろんなサイズを検討しました。
その結果、鷹野社長の意向もあり、郵送でも使いやすいポストカードサイズ(ハガキサイズ)に決定。

次はどんな内容にするか?を考えます。
とても重要な部分、鷹野社長にご提案したのは「ショールームで、生活を感じる写真を撮影しませんか?」。

このショールーム、奥の壁にはワインセラーのような材木セラーがあり、手前には広い木のテーブル。
多くの人から鷹野社長の考え方や表現方法、空間として持つ質感を評価されているショールームです。

このショールームへの鷹野社長の想いはこうでした。

「ただの材木店から脱出し、モノを売るだけではなく、生活の基礎になる空間をつくる木材を提案し販売する。」

このショールームは会社の転換期となりました。
会社の方向性をガラリと変えたショールームは、鷹野材木店の象徴となる空間です。

ここを舞台として、生活の1シーンを撮影する。
撮影した写真をポストカードに掲載する。
という方向性が決まりました。

いざ、撮影!

時は年の瀬、このカードを使う日も決まっています。
お互い時間がない中、打合せを終えた翌日の夜に撮影を行うことに決定。

鷹野社長の娘さんにも参加してもらい、本物の親子の会話(当たり前ですが・・・)の中、撮影開始!

対面で座ってみたり、横に座ってみたり、材木セラーに登ってみたり(笑)、、
2人が頭を悶々とさせながら宿題に励む中、私はシャッターを次々と切ります。

たくさんのショットの中から選んだのは、親子が横に座って相談している1枚。

この写真、2人が同じ方向から1冊のノートに向かって問題に取り組んでいて、「家族」という感覚を感じた1枚でした。
対面写真は、先生と生徒の感じがして少し違和感があったので、今回はパス。

どんなコピーを載せるか?

写真が決まった後は、そこにどんなコピーを載せるか?です。

コピーナシという案もありましたが、写真は文字があった方が見る人は関心を持って読み込むんです。
だからコピーを載せることをオススメしました。

コピー案は鷹野社長のブログから探します。
なぜなら日常考えていることがそのまま綴られているから。
素の鷹野社長の想いが書かれている、そう感じました。

新しく考える方法もありますが、今回は「今の鷹野材木店をそのまま表現する」という目的もあります。
だからあえて新しい言葉は探さずにブログの中に答えを求めました。

そして決定。
「地に足ついた、日々の暮らし。」

木材と生活者を愛する鷹野社長らしい言葉だと思います。

 

そして、今回とても効果的な役割を果たしてくれたのが「ロゴマーク」です。
ショールームをつくった時に、デザイナーさんが一緒につくられた打出の小槌をモチーフにしたマーク。

両面に使用することで、見た人の記憶に残りやすくなります。
ロゴマークがひとりでに物語を語ってくれる、そんな日も遠くないでしょう。

 

完成。

という流れで完成した1枚のポストカード。

148mm×100mmという小さな紙の中に込められた想い、
そしてその想いをカタチにするために取捨選択した写真やコピー。

 

改めてブランドづくりは「伝えたいことを絞る」ことの重要性を感じたお仕事でした。
鷹野社長、ありがとうございました。

cliant voice

鷹野社長
作成中


size:ポストカード
design&photo:株式会社スタジオグラム

cliant:鷹野材木店